狐と嫁と溺愛と
熱いっ…。
グラグラする視界で、立ってられない。
しゃがみ込み、必死で耐える。
「大河さんっ…助けっ…」
イヤ、ちょっと待って。
あたし今、下着姿。
そんなこと言ってられる余裕なんてないくらいなんだけど、一応あたしだって年頃の女の子。
さっきテーブル置いてきたスマホさえあれば、高島さんを呼べるのにっ‼︎
だけど、部屋を出て歩いてテーブルまで。
ムリだ。
「ハァハァハァハァ…」
気持ち悪い…。
車に酔ったみたいに、気持ち悪い…。
頭もガンガンしてきた…。
パジャマっ…。
ダメだ、少し…意識を飛ばそう…。
それしか楽な方法が見つけられなくて。
目を閉じて、ひたすら我慢した。
「ナナ?おい、大丈夫か?」
フワッと浮く感覚で目覚めると、大河さんがあたしを抱き上げていた。
ちょっと待って…。
あたし、下着姿…。
グラグラする視界で、立ってられない。
しゃがみ込み、必死で耐える。
「大河さんっ…助けっ…」
イヤ、ちょっと待って。
あたし今、下着姿。
そんなこと言ってられる余裕なんてないくらいなんだけど、一応あたしだって年頃の女の子。
さっきテーブル置いてきたスマホさえあれば、高島さんを呼べるのにっ‼︎
だけど、部屋を出て歩いてテーブルまで。
ムリだ。
「ハァハァハァハァ…」
気持ち悪い…。
車に酔ったみたいに、気持ち悪い…。
頭もガンガンしてきた…。
パジャマっ…。
ダメだ、少し…意識を飛ばそう…。
それしか楽な方法が見つけられなくて。
目を閉じて、ひたすら我慢した。
「ナナ?おい、大丈夫か?」
フワッと浮く感覚で目覚めると、大河さんがあたしを抱き上げていた。
ちょっと待って…。
あたし、下着姿…。