ゲキジョ!
国立演劇専門学校は、国が演劇の勉強をさせるためだけに建てた、専門学校だ。
その膨大な敷地には、いろいろな施設が完備されている。
今日からあたしは、ここの生徒なのだ。
「楽しみ~…っ!」
…ところで、ここどこだ?
あーもう、広すぎるよ!
「入学生の方ですね。
会場はあちらになっております。」
迷ってるあたしに気付いたのか、綺麗なお姉さんがあたしを案内してくれた。
ほあ~、流石、一流の学校は先生の顔のレベルも高い!
それに、こんなに人のいる中であたしに気付くなんて、気配りすごすぎるよ…。
「…申し訳ありません、もしかして迷っているのではなかったかしら?」
かしら?!
なんて上品なんだ…。