ミルト


そして、

実はそれだけではなかった。







それだけならば

俺は自分の家には帰らず
そのまま姫喜の家に行っていただろう。






たが

"それ"がそうさせなかった。







俺の中で話は決着しているものの、
相手があまりにも必死だったので、

ちょっと押されてしまった。













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