ミルト
…しまった!!!!!!!!!!!!!!!
美少女戦士プリッキュラー姫喜ちゃんの
キャラが崩壊してしまった。
この誰か知らない男子生徒1人によって
私の実はキャラだったという事実がバレてしまう。
…フッ
私もこれまでか。
「あの、
どなたか知りませんが体育倉庫に用ですか?」
いえ、
違います。
石油、いや
熊から…いや違う。
「生きるノコギリから逃げて…っ!!!!!」
「生きるノコギリ…?」
「誰がノコギリだって?」
にこりとした
巨人兵が私に向かってきた。
…あれ?
私は迫ってくる巨人兵と
可愛らしい男子生徒を見比べた。
「あれ?同じクラスの桐山くん。
桐山くんも体育倉庫に何か用ですか?」
「…あぁいや。」
にこりとしていた未来花は
クールな通常運転に戻っていた。
「えっ、同じクラスの人?」
「…そうなんですか?」
「えっいや」
未来花が
同じ言葉しかしゃべらない。