ミルト


それから
場面が変わった。






私は
部屋の中で遊んでいた。


一人で
車やぬいぐるみで。





母はいないし、
誰もいないのに気づいて寂しくなって
ぬいぐるみを抱き締めたりしていた。










「寂しくないよ
大丈夫だよ」



って
ぬいぐるみに話しかけいる。









――――ピンポーン ――――









いきなり
インターホンがなるものだから
小さい体が浮き上がった。









私は開けるかどうか悩んでいた。


母はいないし、
怖いし…。




意を決して
扉を開けた。

―――――――――――――――――――








そこで
目が覚めた。










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