years
どうしよう、どうしよう…。
な…なんで隣にこの人いるの、むしろなんで布団に入ってるの。
動揺を隠せない。
そしたら、「しばらく寝てろ、隙を見て外出るぞ」と。
そうか…それなら仕方ない…。
寝れるわけないけど…じっとしてよう…。


…と思った瞬間、二階におばさんの上がってくる足音がした。
「!!」


足音は、隣の部屋に入った。
だけど薄い壁、隣の足音はよく聞こえる。


無言。
その間私は…息が出来なかった。
とっさに、彼は私をガシッと抱き寄せていたのだ。
そして彼は小声で、「ぜっったいに動くな、入ってくる可能性がある」と言った。


こ…この状況で見つかったらまじでやばい。
布団の中に子供とはいえ、男子と女子。
ただじゃすまない。
どうしよう。
布団の中で暑いし、手を繋いだこともないのに、布団の中という密室でこんなことになって…心臓止まりそう。


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