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高3の12月。


受験直前だった。
推薦入試の終わった彼は暇で、自由だった。


その前会った時、行為が終わった後、なんでこんなことするのと少し泣いた。
これで寝てるなんて無理でしょうという大胆な行動に出られたので、エスカレートする行為を牽制する為だった。
正直怖さは最高潮に達していて、耐えきれなかった。


そのとき、ごめんと謝ってきたけど、謝って2、3回経った今回、また元に戻って、行為の終わった後、彼に本心を尋ねた。
こんな堂々と手をつけて、気持ちも明かさないなんて、もう精神的に限界だ。


しかし彼はまた押し黙ったままだった。
絶対言わない、と言う。
もう逃がさない、と私は彼の上に乗っていたので、そんな体制で怖い顔して聞くな(笑)とからかわれた。


なにを笑う必要があるんだろう。
私は本気で聞いているのに。
ずっと怖かったのに。
自分のことどう思ってるかわからない人に体を触らせるって、信頼あっても怖いよ。


この人こんなに軽い人だったかな…。
こんなに女性の心と体を大事にしない人だったのか。


茶化して笑う彼に失望した。
もうこれで本当にダメだと、諦めて帰った。


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