7月7日
「...それでは、みなさん。今日のパーティーを楽しんでくださいね。」
学園長の挨拶が終わり。パーティーが始まった。
「美織!頑張りなよ!」
「うん!ありがと」
そう言って もえは背中をポンと叩いた。
会場には生徒の以外にもたくさんの来客が来ていて、孝臣を見つけることができないでいた。
すると、人混みに紛れている孝臣の姿が見えた。
「あ!たかお...」
「ねぇ!孝臣くん、私と踊らない?」
「ずるーい!私もー」
孝臣の周りには女の子がたくさん集まっていた。
「...っ、」
他の女の子と楽しそうに話してる孝臣を見るとズキッと胸が痛くなった。孝臣の周りにいるのはみんな私よりもずっと可愛い。
見ていられなくなった私は、その場を立ち去った。
「はぁ...」
中庭に出ると、少し肌寒い風が吹いていた。
寒いけど、中には戻りたくないし...。
「告白するって決めてたのに...。孝臣がモテることなんてとっくにわかってたはずなのに...」
もえに背中を押してもらったのに。
私...何もできなかった。
「これで終わっちゃうのかな...?」
涙が止まらなかった。
孝臣のことがずっと好きだったのに、告白する勇気もなかった自分が情けなくて。
「こんなところにいたの?風邪引くよ」
学園長の挨拶が終わり。パーティーが始まった。
「美織!頑張りなよ!」
「うん!ありがと」
そう言って もえは背中をポンと叩いた。
会場には生徒の以外にもたくさんの来客が来ていて、孝臣を見つけることができないでいた。
すると、人混みに紛れている孝臣の姿が見えた。
「あ!たかお...」
「ねぇ!孝臣くん、私と踊らない?」
「ずるーい!私もー」
孝臣の周りには女の子がたくさん集まっていた。
「...っ、」
他の女の子と楽しそうに話してる孝臣を見るとズキッと胸が痛くなった。孝臣の周りにいるのはみんな私よりもずっと可愛い。
見ていられなくなった私は、その場を立ち去った。
「はぁ...」
中庭に出ると、少し肌寒い風が吹いていた。
寒いけど、中には戻りたくないし...。
「告白するって決めてたのに...。孝臣がモテることなんてとっくにわかってたはずなのに...」
もえに背中を押してもらったのに。
私...何もできなかった。
「これで終わっちゃうのかな...?」
涙が止まらなかった。
孝臣のことがずっと好きだったのに、告白する勇気もなかった自分が情けなくて。
「こんなところにいたの?風邪引くよ」