君を待つ


私は、お医者さんに泣きながら、

お願い。といったとき、

後ろから、抱きしめられた。

和也じゃない、誰かの匂い

「たくと、くん?」

「泣くな。和也が、悲しむ。泣くな。」

そういうタクト君の声も震えてる。


< 26 / 48 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop