陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。




翼と付き合うようになって二週間が経った。



そんなある日、お昼休憩が終わり、オフィスの自分の机に座って仕事をしていると、高山が翼の所に行くのが目に入った。


翼が高山に付き合えないと言ってから避けられていると翼は言ってた。


そんな高山が翼の所に行ったのが気になって俺は目が離せなかった。


注文書を高山が翼に渡していたが、その後に高山は翼の肩を抱いて密着して何かを話していた。
俺はモヤモヤしていて高山が翼に触れたのも嫌で、俺は高山に嫉妬した。


話が終わったのか高山が翼から離れると翼は頬を赤くして照れていた。


高山が自分の机に座るのを確認すると俺は我慢出来ずに翼を呼んだ。


「紺野さん、ちょっといいかな?」


「は、はい…」


俺は翼を連れてオフィスから出ると会議室に連れて行った。


「どうしたの聡?」


「どうしたのじゃねぇよ!高山と何話してたんだよ…」


「幸太とは聡と付き合ってるのを亜沙美から聞いたらしくおめでとうって言われて幸せになれよ?って言われたけど…?」


「それだけ?」


「うん」


「じゃあ何で頬を赤くして照れていたんだよ!」


「そ、それは聡の事が好きだし今は幸せだからつい顔に出てしまって…」


その言葉を聞いた瞬間に俺は翼にキスをした。


確かに高山には嫉妬したけど、こんな可愛い事を言われたら我慢できねぇしな。


キスをした後に俺は翼に言った。


「俺に嫉妬させたから今日はお仕置きな?
俺も今日は定時に帰るから仕事が終ったら会社の近くの喫茶店で待ってろ!
少し遅れて後で迎えに行くから!」


「えっ!ちょ…」


翼は何か言いたそうだったが俺は会議室を出た。




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