陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。



結納も無事に終わったし、式をいつ挙げるかを考えなきゃいけなくて、聡の弟の司くん達も6月に式を挙げるから10月か11月くらいがいいかな?って思ってる。


だけど聡は私が式をいつ挙げるか相談しても翼が決めていいと言って、呑気に寝転んでゲームして全然、一緒に考えてくれないんだから。


「ねぇ聡っ!」


「んー、…あっくっそっ!」


「ねぇってば!」


「……」


「もう聡なんか知らない!別れてやる!」


「はっ!ちょっと何言ってんだよ!」


「だって全然、話すら聞いてくれないし、私一人で結婚式を挙げるわけじゃないのに全部、私に任せっきりで一緒に考えてくれないじゃん!」


遂に私は爆発して、涙がポロポロと流れた。


「つ、翼…俺が悪かったよ…ごめんな?
だかはもう泣かないでくれよ。
ちゃんと一緒に考えるし、今日は休みだから式場選びでも今から行こうか?」


「ほ、本当にっ?うっ…」


「本当だからもう泣き止めって!なっ?」


「うん」


涙は嘘じゃないけどこうでもしなきゃ聡は動いてくれないしね。


やっと一緒に式場を見に行く事になって、さっきまで泣いていた私だったけど今は笑顔だ。





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