陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。



海を出た私達はスーパーに寄って、買い物をしたんだけど…。
籠の中に部長は沢山の食材にビールとか摘みとか入れていく。
そんなに入れて私にどれだけの料理を作れと言うんだ。
値段も気にせずに入れていく部長を見て、やはり男の人は分かってないなと思った。


「こんな高い食材じゃなくて少し安いのにしないと会計が大変な事になります!」


「俺が出すからいいだろ?
俺、スーパーで買い物とか子供の時にお袋と行ったくらいだしよくわからないけど、何かお前とこうして買い物してたら楽しんたから仕方ないだろ?」


「し、仕方ないですね…」


お前とこうして買い物してたら楽しいとか言われたら何か照れくさくなった。
ヒロくんと買い物しててもそんな事は言われた事がなかったし。
年上なのに子供みたいに無邪気に笑う部長を見てるとたまにはいっかなって思ってしまう。
勿論、自分で買い物する時は高いのは買わないけどね…。


大量に買った食材を部長は軽々と持ち、車に乗せた。


「あっ!俺シャワー浴びたいから下着とか買いに行くから!」


厚かましくもそんな事をいいだして、下着にスウェットまでも買いに行った。


「あ、厚かましい!」


「いいだろ別に!なんなら一緒に入る?
裸も見た仲だし?」


「は、入りません!」


「冗談に決まってんだろ?
いちいち反応が面白い奴だな!」


何て言われるし…仕返しに部長の料理にワサビをたっぷり入れてやろうかな?


そんな事を思ってるとマンションに着いた。




< 31 / 142 >

この作品をシェア

pagetop