陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。




「あの…どうしたんですか?」


「隼人!」


「えっ?」


「隼人って誰だよ!さっき話し声が聞こえたから…。」


「隼人は私の甥っ子ですけど…」


「……何だ…甥っ子かよ。
お前の友達が翼の彼氏だって会話が聞こえたから…。」


「あれは冗談で言ってただけですよ?
だけど隼人は凄く可愛くて大好きなんです。」


「何かムカツク!」


「えっ?」


「ガキに負けてるのかと思うとすげぇムカツク!だけどその隼人より俺が好きだと言わせてやるからな!」


「そんな6歳の子供に負けるとかないでしょ?」


「俺はお前にとって一番になりたいんだよ!
いつか俺だけしか見れないくらい俺に溺れさせてやるからな!」


何だか可笑しくなってクスクスと笑ってしまった。


「何が可笑しいんだ?」


「だって子供みたいだから!」


「う、煩せぇ!風邪引くから中に入るぞ!」


そう言って中へ入って行った部長。
隼人に嫉妬してた部長が可愛かった。
だけどまだ部長が好きなのかわからなくて、今は部長に対しての答えが出せない。


時間か経てば部長をどう思ってるのか分かるのかな?


私はそんな事を思いながら亜沙美の居る席へと戻った。


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