陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。
私は自分の席に戻り、またお酒を飲んだ。
暫くしてそろそろ居酒屋を出る時間になって、皆は二次会にカラオケに行こうって話をしていたが、私は断り帰ることにした。
幸太は先輩達に強制的に連れて行かれたけど。
亜沙美も今から彼氏が迎えに来てくれるから私も送ってあげると言ったけど、いつも悪いし一人で帰れるから大丈夫と言って私は亜沙美の彼氏が迎えに来て二人を見送ると一人で駅まで向かった。
駅に向かう途中に一人の男の人に声をかけられた。
「ねぇ、俺と一緒に飲まない?
君、結構可愛いしタイプなんだけど!」
「結構です!」
そう言って駅に逃げようとしたけど男の人は私の腕を掴んでしつこく飲みに行こうと誘う。
私は怖くなりながらも「やめてください!」そう男の人に言った。
「大人しく俺に付いて来い!」
そう言って掴まれた腕を引っ張られて私は怖さのあまり声が出なかった。
だ、誰か助けて…
「おい!その汚い手を離せ!」
そこに現れたのは部長だった。
「誰だお前!」
「お前こそ俺の女に何してんだよ!
気安く触ってんじゃねぇ!」
そう部長が怒鳴ると男の人は逃げていった。
「大丈夫か?」
部長は優しい言葉をかけて私の顔を覗きこんだ。
「怖かったですっ、すごくっ…」
私は怖さと安心したので涙が出た。