陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。



タクシーの順番がくると部長も何故か一緒に乗って、私よりも先にマンションの場所をタクシーの運転手さんに言った。


「部長?部長は二次会のカラオケに行ってましたよね?
それにタクシーなら私、一人でも大丈夫ですけど…。」


「二次会にお前が居なかったから気になって戻ってみたらその時にお前の友達が乗ってた車とすれ違って、お前が乗ってなかったから心配になって走って行ったんだ!
そしたら変な男にお前が絡まれてたって訳だ!二次会にはお前が無事にマンションの中に入るの確認したら戻る。」


「そうだったんですか…本当に部長が来てくれて助かりました。
ありがとうございました!」


「ん!これからは気をつけるんだぞ?」


「はい」


部長の優しさを感じて、前よりも部長に対する気持ちが変わった。


そしてタクシーが無事に私のマンションに着くと、私がマンションの中に入るのを確認するまで部長はタクシーの外から見ていた。


私は家の中に入るとさっきの恐怖を思い出し、家に無事に帰れて良かったなって思った。


私は部長にラインを送るとお風呂に入り、早めに眠りに就いた。




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