陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。



私もコタツに座りテレビを見ていた。
すると部長は体を起こして座り私を見て言った。


「ベッドの横に置いてる鞄とプレゼント?みたいなのは何だ?」


「ああ!あれは明日から実家に帰るから荷物を鞄に詰めてるんです。
プレゼントは甥っ子の隼人にあげるんですよ!少し遅いクリスマスプレゼントです!
誕生日とクリスマスは毎年、隼人にプレゼントをあげてます。
来年にはお兄ちゃん所に双子の女の子の赤ちゃんが生まれるし今から楽しみです。」


「隼人ねぇ…まぁガキに嫉妬しても仕方ないよな。
それより実家に帰るって事は元カレにも会う可能性あんじゃないの?
お前の友達?だった奴も勿論、一緒にいるだろうけど大丈夫か?」


「それ、亜沙美にも言われました。
だけどなるべくは家の中でゴロゴロするつもりなんで大丈夫ですよ?
それに仮に会ったとしても多分…大丈夫です!」


「ならいいけど…ゴロゴロし過ぎて太りそうだな?」


何て言葉を言われた…。
一言、余計なんだってば…。


「明日は何時に家出んの?」


「お昼には出ます!」


「じゃあ今日は泊まってくから!
って事でゲームさせてもらうな?」


そう言って部長はゲームを勝手にしだして冷蔵庫からビールを勝手に取り出して飲みだした。


私が「また泊まるんですか?」って言うと部長は「昨日のお礼の一部だ!」なんて言われて言い返せなかった…。


本当に会社での部長とはまるで別人だ。


もう慣れっこになった私は泊まる事に何も感じなくなってきていた。


そしていつものように夜中までゲームをして、二人してコタツで寝てしまっていた。


そして何故か目が覚めると部長は私を後ろから抱きしめる形で寝ている。


これも毎回だ…。


だけど嫌だとは思わないのは何故だろう…。


私は部長を起こして、一緒に遅い朝食を食べで、私のマンションを一緒に出た。


マンションで部長と別れた私は、車に乗って実家へと向かった。




< 62 / 142 >

この作品をシェア

pagetop