陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。
突然の告白と遊園地
連休も終わり、今日から仕事が始まった。
会社では家族旅行や、彼氏や彼女と旅行に行った人がお土産を持ってきていて、皆に配っていた。
だけど仕事は忙しくて、今日も朝からバタバタしていた。
暫くはこんな風に忙しい日が続きそうだ。
「翼、これ頼むな!」
「うん」
そう言って用紙を受け取った。
「なぁ、今度の土曜日って暇?」
「特に用事とかはないけど何で?」
「じゃあ一緒に出かけないか?
姉ちゃんに子供が生まれたからお祝いを買いたいけど何をしていいかわかんなくてさ。
翼にも甥っ子がいるから翼に選んで貰いたくてさ。」
「そうなんだ?いいよ!」
「まじか?サンキュー!じゃあ土曜日は迎えに行くからまた場所とか連絡するから!」
「わかった!」
何だか幸太は嬉しそうだった。
そりゃお姉ちゃんに赤ちゃんが生まれたら嬉しいよね。
可愛いし赤ちゃんって癒やされるもんね。
私はまた仕事に集中した。
お昼になり、やっと休憩で朝から忙しかったから目と肩が疲れていた。
亜沙美と一緒にお昼を一緒に食べた。
「どうだった実家は?ゆっくりできた?
それに忘年会の日は無理やりでも送ればよかった。
部長が来てくれなかったらと思うと私…」
「亜沙美は悪くないし、私が危機感を持ってなかったのが悪かったから。
それに部長にも感謝してる。
心配させてごめんね?」
そう言うと亜沙美は少し安心していた。
それからお互いがどんな風に連休を過ごしたとか話して、私がヒロくんと舞子の話をするとゲラゲラ笑い出した。
「隼人くんのおかげで言いたいことを言えてよかったじゃん?
翼がされた事を考えたらそれくらい言って正解だよ!」
「何だか気を使ったりもしたくなかったし、逆に隼人がヒロくんに近づいたから隠すのも変だしだから言いたいことを言ったらスッキリした。
それにヒロくんに会っても何とも思わなかった。」
「へぇ〜それは部長のおかげなんじゃないの?翼も部長の事をちゃんと考えてあげなよ?」
「それはわかってる…自分がどう思ってるのか答えがでたらその時はちゃんと部長に言うから。」
「そっか…そう言えばさっき幸太と土曜日に買い物に行くって言ってたよね?」
「そうだけど?」
「何だか面白くなりそうね!」
「何で買い物に行くだけで面白くなりそうなの?」
すると亜沙美は鈍感な翼にはまだ分からないよなんて言って、まぁいずれ分かるよ!とも言った。
全く意味がわからずにいたがお昼休憩が終ってしまい、私はまた仕事に集中した。