陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。



✱✱✱


「ねぇ聡!あれ一緒に乗ろう!」


「仕方ねぇな!」


そう言って隼人と部長は一緒に乗り物に乗って遊んでいる。


何故こんな事になってるのかと言うと、昨夜にお兄ちゃんから電話があって、隼人が私と話したいと言うから話をしていた、それに嫉妬したのか部長は私からスマホを取り上げて隼人と話しだした。


「隼人か?俺は聡だ!翼お姉ちゃんの彼氏でいずれ結婚するんだ!いいだろ〜」


「明日は隼人は保育園、休みか?
じゃあ遊園地でも連れて行ってやるよ!
ああ!じゃあパパと代わってごらん。
あっ、初めまして一ノ瀬 聡と申します。
はい!翼さんは私の親父の会社で働いていて、今はお付き合いさせてもらってます。
それで隼人くんを明日、一緒に遊園地に連れて行きたいんですけどいいですか?
本当ですか?ありがとうございます!
じゃあ翼さんに代ります。」


部長は言いたい放題で私が横からスマホを取り上げたくても背が高くて届かなかった。


「もしもし…」


(翼、お前いつのまに彼氏が出来たんだ?
それに社長の息子さんだなんて凄いな?
ヒロと別れたとは聞いてて心配してたけど、良い人そうだし安心したよ!
明日は隼人を頼むな!
俺も明日は仕事に行かなきゃならなくなったし朱里もお腹が大きいから助かったよ。
じゃあ一ノ瀬さんにもよろしくな!)


そう言ってお兄ちゃんは電話を切った。


「ちょっと聡!なんであんな事言ったのよ!」


「いいだろ?お前が隼人の服を買ったりしてて、どんな子なのか見てみたかったんだよ!
それにお兄さんの奥さんも双子を妊娠してて大変だからお兄さんは喜んでたぞ?」


「た、確かに朱里さんも大変だけど…」


「ならいいだろ?」


なんて言われて私は何も言えなかった。
そして今に至る。


だけど隼人は凄く嬉しそう。
朱里さんがお腹が大きいし、お兄ちゃんも仕事が忙しいから中々、外に遊びにに連れて行ってあげられないと言っていた。


それに隼人に嫉妬していた部長だったけど今は凄く仲良しになってた。


そんな二人を見ていたら今日は遊園地に一緒にきて良かったなって思ってる。


勘違いはされちゃってるけどね…。




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