陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。
そしてズルズルと時間は過ぎて2月になってしまった。
私の心は複雑だった。
それに今月から金曜日の夕方に隼人を迎えに行って、日曜日の夕方には実家に連れて行く。
部長も久しぶりに隼人に会えると言って喜んでいた。
だけどいつまでも二人に対して中途半端な気持ちでいるわけにもいかなくて、亜沙美にもちゃんとしなきゃダメだって言われた。
自分でもわかってる。
私は仕事が終わり、今日は金曜日だから実家に隼人を迎えに行った。
実家に着くと隼人は喜んで私に抱きついた。
それにお母さんにも部長の事を聞かれて「良かったわねぇ、お父さんも安心してたわよ」なんて言われたし…。
私は笑って誤魔化したけどね。
隼人を車に乗せて、私のマンションに帰った。
家の中に隼人が入ると嬉しいのか喜んでいていた。
「隼人!ここはマンションでパパやお婆ちゃんの家と違って下の階に人が住んでるから飛んだり走ったりしちゃダメだからね?」
「はーい!」
「おりこうさんね!じゃあ今から夕食を作るからラクガキ帳に絵でも書いて待っててね?」
「うん!」
隼人が絵を書き出すのを確認して、私はオムライスを作り出した。
丁度、具材を炒めていると家のインターフォンが鳴った。
「はーい!」と私が言ったら隼人も「はーい!」と言って一緒に玄関まで行った。
玄関を開けるとそこには大きな箱を持った部長が立っていた。
「あっ!聡だっ!」
「おー隼人!元気だったか?
ほーら隼人にプレゼントだ!一緒に遊ぼうな!」
そう言って当たり前のように家の中に入っていった。