陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。

仕事が終わり、幸太は少し残業になると言ったから、私も幸太の仕事が終わるまで残業して溜まってる仕事を片付けていた。


幸太を待つ為に残業したが、私の方が幸太より時間が掛かってしまい待たせてしまった。


「ご、ごめんね、私のが遅くなっちゃって…。」


「いいよ！さぁ帰るか！」


「うん」


そう言って会社を後にした。


会社を出て居酒屋に向かい、居酒屋に着くとビールと摘みを頼んで乾杯した。


幸太はビールのペースがいつもより早くて、仕事の話をしだした。


中々、言い出すタイミングがなくて居酒屋を出る前に話を切り出すことにした。


「今日、行った問屋の事務の女の子がさ、めちゃくちゃ愛想が悪くて文句言ってやりたかったよ！
挨拶すらテキトーだったし教育が全くなってなかった！」


幸太は飲み過ぎたのか愚痴を言い出した。


「ねぇ幸太、今日言ってた話したい事なんだ「あっ！もうこんな時間だし出ようぜ！」


幸太が私の話を遮って伝票を手に取りレジへと向かったから言えなかった…。


私がお金を出そうとすると「いいから！」と言われたから「ご馳走様です」とお礼を言った。


居酒屋を出ると幸太とタクシー乗り場まで歩いて行った。


「ねぇ幸太！話があるんだけど。」


「……。」


幸太は返事をせずにそのまま歩く。
私は幸太の腕を掴んで言った。


「幸太！私…好きな人が居るの
だから幸太の気持ちには答えられない…」


「んなの聞きたくねぇよ！」


そう大声を出して言った幸太に驚きを隠せなかった。