陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。
好きなのっ!
幸太に自分の気持ちを伝えた次の日。
幸太にどんな顔をして会えばいいのか考えるだけで胸が痛む。
だけど仕事はしなきゃならないし、会社を休む訳にもいかない。
亜沙美が言ったようにそっとしとくのが一番だよね。
幸太が仮に私を避けたとしてもいつか前みたいに笑い合える関係に戻れると信じてる。
私は用意をし、家を出て会社に向かった。
会社に着いて更衣室で着替えると、亜沙美が入ってきて私の所に来た。
「翼、おはよ!大丈夫?」
「おはよ!大丈夫だよ…心配してくれてありがとう。
仕事とプライベートは別だし休む訳にもいかないからさ。」
「偉いね翼!幸太の事だけど昨日も言ったように今はそっとしとくけど近いうちに私からも話をしてみるから。
幸太の性格だったら翼を避けちゃうと思うし、ズルズル引きずりそうだしね!
幸太の事は私に任せて翼はちゃんと部長に気持ちを伝えるんだよ?」
「うん…。部長は確か今日から出張で金曜日にしか会社に来ないから、金曜日に日曜日に会えるか部長に話してみるよ。」
私がそう言うと亜沙美は「よしよし」と言って頭を撫でた。
制服に着替えて二人でオフィスに向う途中に幸太にバッタリあった。
「おはよ!幸太」
「…はよ」
亜沙美が声をかけるとこっちの顔も見ずに素っ気ない返事をしてオフィスへと入っていった。
「翼、気にしちゃダメだからね?」
「う、うん…」
私達もオフィスに入り、朝礼が終ると自分の机に座り仕事をした。