陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。
次の日、隼人に起こされて目が覚めた。
時間を見て私は固まった…。
だって11時を過ぎてたから。
「隼人も今、起きたの?」
「ちょっと前に起きたよ!翼ちゃん中々、起きないから今、起こしたんだ。」
私は急いで起き上がった。
ちょっと待ってよ…確かお見合いは12時半からとか言ってたよね?
今から隼人を実家に連れて行ってお見合いする場所に向かっても合うかギリギリじゃん!
私は何を思ったか、歯磨きだけをして慌てて隼人を連れて家を出た。
車に乗って隼人を実家に連れて行って荷物をお母さんに渡した。
「ごめんね、隼人!お姉ちゃん今から大事な用事があるから行かなきゃならなくて。
だからお婆ちゃんとおりこうさんにしててね!」
「うん!」
「今日はバレンタインデーだから隼人の鞄にクッキー入れてるから食べてね?
パパとおじいちゃんにもあげといて。」
「ありがとう翼ちゃん」
そう言って隼人と実家で別れた。
私はそのままお見合いをするお店まで急いで車を走らせた。
だけどこんな時に限って車が渋滞してるし、何度も時計を確認しながらやっとお店に着いた。
車を駐車場に停めて、私は急いでお店に向かう。
そしてお店の中へ入ろうとしている部長の姿を見つけて私は叫んだ。
「聡っ!」
そう私が叫ぶと部長は振り向いて、私の姿を見て驚いていた。