shoot some hopes



寝る前に優樹先輩からLINEがきた
「今日なんかあった?」
「ちょっと疲れただけ。ごめんね。おやすみ。」
「そっか。おやすみ。」
この鈍感なとこがたまに嫌になる。




次の朝。
おはよう。のLINEは来なかった。
その代わり最寄りの駅で先輩が待っていた。
「おはよ!」
「お、おはよう...。」
「今日はOFFだし柚菜の好きなとこ行こ!」
こーやって実は考えてるとこは大好き。
「うん!どこ行こうかな~」





キーンコーンカーンコーン...

「柚菜~!今日どっか行こ!」
「ごめん、先約ww」
「そっか、しょーがない。楽しんできてね!」



「ごめんちょっと遅れるから待ってて。」
「うん。下駄箱にいるね。」
こんなささいな会話でさえも今はすごく幸せだった。


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