shoot some hopes
「ありがとう。」
先輩が言った。
「えっ?なんで...」
「柚菜の本当の気持ち知れてよかった。」
先輩は優しく微笑んだ。
先輩の顔が近づく...
私は目をつぶった。
..................。
「バーカww」
こーなることくらい分かってる。
笑う先輩のほっぺに私はキスをした。
「バカはそっち笑」
先輩はポカンとしていた。
「柚菜のバカ!」
「うふふw」
「柚菜のチビ!」
「うふふw」
「でも好き!」
「私も大好きです!」
こんなにも私を大切にしてくれる人は初めてだった。
こんなにも心から好きと思えた人も初めてだった。
どんなことがあっても信じたいと思えたのも初めてだった。
「優樹くん。本当の恋を教えてくれてありがとう。」