shoot some hopes
♡×1




ピーーーーーー。
今日は男バスの試合。
陽菜のマネージャー姿をちゃんと見るのは初めてかもな。


試合が終わった。
「男バスもちゃんと見るとかっこいいかもな。陽菜の言う通りかも。」
「あれ、陽菜どこだろ...」
陽菜を探していると向こうから桜ヶ丘のユニフォームの人が歩いてきた。
「あの、すみません。薩摩さんどこにいるか分かりますか?」
「陽菜ちゃんなら荷物のとこにいるよ。
俺も今から行くから案内するよ。」
その人は優しく教えてくれた。
「陽菜ちゃんのお友達?わざわざ来てくれたんだね。」
「あ、はい。橘 柚菜といいます。」
「柚菜ちゃんね。俺は里中 優樹っていいます。」
「あ、優樹先輩。部長さんですよね?」
「そうそう。」
「今日すごく活躍しててかっこよかったです!」
「全然だよ。でもありがとう!」


「あ、柚菜〜!!」
「陽菜、探したよ...。」
「お疲れ様、めっちゃ頑張ってたね!」
「まだまだですよ〜。」
「私、用事あるから帰るね。これ、ちょっとだけど差し入れ。みんなにあげて。」
「ありがとう!ばいばーい!」
私が帰ろうとしたとき
「柚菜ちゃん、気をつけて帰ってね。」
優樹先輩が笑顔で言った。
私はペコリとお辞儀をして帰った。



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