shoot some hopes



「喉乾いた...」
1人購買で何を買うか悩んでいた。
陽菜と来ると長くなるからたまには1人でもいいかも...笑
「じゃあ...ミルクティーで!」
「はい。120円。」
「あ、俺もミルクティー。」
後ろから聞こえてくる声に振り返るとそこにいたのは優樹先輩。
「お会計一緒で。」

「はい。どうぞ!」
先輩は私にミルクティーを差し出した。
「いや、お金払いますよ...」
「大丈夫。応援来てくれたお礼。」
「あ、いや、でも...」
「じゃあ、ちょっと時間ちょーだい。」
「え、あ、はい...。」



非常階段のとこに2人で座った。
「陽菜ちゃんが前からよく話してたからどんな子なんだろうって思ってた。」
「陽菜変なこと言ってませんでした?」
「全然、私と違ってモテモテなんですよ~って。」
「うわぁ...なんか恥ずかしい...」
「モテモテなんだね笑」
「全然そんなことないんですよ。あの子が勝手に盛り上げてるだけで...」

ピロリンッ
陽菜からLINEがきた。
「柚菜どこいるのー?ぼっちなんですけど...」
あ、忘れてた...笑
「すみません、陽菜から呼ばれちゃって...」
「あぁ、ごめんね。うん、話せてよかった。」
「ミルクティーありがとうございました。」
私は急いで教室に戻った。

「遅いー!私置いて購買とかひどい...」
そう言って陽菜は私のミルクティーを取って飲んだ。

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