shoot some hopes
♡×3




私たちの毎日は
おはよう。のLINEから始まり
おやすみ。のLINEで終わる。



「バカップルー!リア充ー!」
私の親友は祝福してるのか批判してるのか分からない...笑
「今日は外練だよね?」
「うん。すぐ終わるよ。」
「おっけー!」


「今日は教室で待ってます。」
「分かった。早く部活終わらせないとー!」
付き合ってから知らない一面を見るのも幸せかもしれない。



待ってることってあんまないから暇つぶしの方法も分からないな。
ガラガラ...
「優樹く...」
そこにいたのは優樹先輩ではなかった...
「橘さん...彼氏が出来たって本当?」
さすがにしつこい...
「うん。本当です。」
「なんで俺じゃダメなんですか?」
「ごめんなさい...」
どんどん近づいてくる。
どーしよ...誰か...
ピロリンッ
「着替えたら行くね。」
私は急いで返信をした
「早く...」

目の前まで来た。
「俺のどこがダメなの?教えてください」
怖くて怖くて...手が震えていた。
ガラガラ...
「柚菜ちゃん!」
「優樹くん!!!」
「この人が...」
先輩は大体の状況が分かったらしく
「さっさと帰れ...」
そう言ってその人の肩を掴んだ。
「絶対諦めないから...」
私のことをにらみながらその人は教室を出ていった。


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