twins cherry
そしてデート……じゃなくって、3人で遊園地にいく日。私は春翔くんに教えられた場所にいった。春翔くんは先にきていて、ベンチに座って携帯をいじっていた。
「春翔くーん! ごめん、少し遅れちゃって……」
「ううん、大丈夫! 僕も今きたところだから」
春翔くんの私服、可愛いな……。あれ、そういえば……
「春翔くん、冬翔くんは……? もしかしてまだ寝てるの?」
「いや、桃花がいってたようにずーっと起きてたから寝てることは……あっ、冬翔!」
春翔くんは冬翔くんに向かって大きく手を振った。
「やめろ、恥ずかしいだろ。つか、なんで俺まで……」
「冬翔はもっと他の人と話したりしないと!! ほら、いくよ!」
春翔くん、弟なのにしっかりしてるなぁ……。私達は遊園地に向かって歩き出した。そして10分後、とても大きい遊園地に着いた。
「さて……何から乗る?」
「うーん、私はジェットコースターかな〜」
「僕はどれでもいいけど……冬翔は?」
「帰る」
「だめ! ジェットコースターに決定! レッツゴー♪」
春翔くんは私と冬翔くんの手を握って乗り場に走った。ジェットコースターは思ったよりも怖くて、降りたあともまだクラクラしていた。そのあとはお化け屋敷にいった。私と春翔くんはずっと叫んでいたけど、冬翔くんは冷静でお化けに『こんにちはー』といっていた。