私の幸せ
「私は弟が、凄く可愛くて…
弟もDVに合うんじゃないかと思いました…
私が守らなきゃって…
でも…違いました。
親は弟を、とても可愛がりました。
私はその事に少し驚きましたが、それよりもとても嬉しかった。
''よかった。弟は何もされなくて。''って思いました。
もちろん辛かったですが、親のいない時は兄も弟も私と仲良くしてくれました。」

そう。
あの時までは…。

「私は学校でもイジメられました。
でも高校生になると、好きだったバスケ部に入り、親友と呼べる人が4人できました。
私がDVされてる事実をしっても傍にいてくれました。」

''真生!何があってもうちら親友だかんね!!!''

''私達を頼りなさい。''

''羽奈がぜぇーったいに守るよぉ♡''

''まぢその親許せるない!!うちの真生イジメるとかないわ!''

あの頃は幸せだったな。

「私は運動が得意でした。
まぁ、親のお陰で勉強も得意でしたけど…
運動の方が好きでした。
バスケ部に入ってすぐにレギュラーになれました。
先輩からのイジメもあったりしたけど、クラスの子は優しくて、親友もいたので気になりませんでした。
幸せでした。
でも長くは続かなかった。」
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