私の幸せ
ほんとうにダルイ。

これから教室か…

もう帰りたい。

けどそれは学費を払ってくれている兄に対して失礼なのでそれはできない。


行くしかない。


教室を行くまでの視線がとてもいやだ。
陰口も聞こえてくるし…


疲れた…


ガラガラ


ビシャビシャ!


「うわーwきったなーい!」

「いやぁー。羽奈だったらぁもぉ学校来れないよぉw」

「汚い。」

「よくそんなんで学校にこれるわねー。」

上から、
田中玲(たなかれい)。
真部羽奈(はなべはな)。
羽山優奈(はやまゆうな)。
上田海妃(うえだまりん)。

私のいじめの主格犯。

そして私の…元親友達。



今の私は多分トイレの水をかけられたんだと思う。

はぁ。


ジロ。

「なによその目。」

「やーん。羽奈こわーいw」

「まじちょーしのんなよー!」

「うざい。」


「うるさいんだけど。」

私が言った言葉でクラスの雰囲気が固まった…


「もう一回言ってみな。」

「うるさいっていってんの。」

「っ!!あんたまじきもい!!」


パンッ!!
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