バンブーガール
「部長!」という上原くんの大きな声に、部長の動きが止まる。
キャー。なになに?
修羅場が始まるのかしら。
カツカツと靴音を響かせて、上原くんが近付いてくる。
「部長。俺にやらせてください」
はあぁ?
何を言ってるんだ、この子は。
座った席から、見上げる二人の男の顔。
怪訝そうな部長に、真剣な表情の上原くん。
その表情に押されたのか、はたまたわけもわからずか一歩身を引く部長。
それを見て、腕を伸ばしてくる上原くん。
何するの?
ここをどこだと思ってるの?
白昼堂々のオフィスよ。オフィス。
などと0,2秒で考えている私の脇を、上原くんの腕はスルー。
おもむろにルービックキューブをつかむと、カチャカチャっといじりだした。
あっという間に上原くんは、全面クリア。
キャー。なになに?
修羅場が始まるのかしら。
カツカツと靴音を響かせて、上原くんが近付いてくる。
「部長。俺にやらせてください」
はあぁ?
何を言ってるんだ、この子は。
座った席から、見上げる二人の男の顔。
怪訝そうな部長に、真剣な表情の上原くん。
その表情に押されたのか、はたまたわけもわからずか一歩身を引く部長。
それを見て、腕を伸ばしてくる上原くん。
何するの?
ここをどこだと思ってるの?
白昼堂々のオフィスよ。オフィス。
などと0,2秒で考えている私の脇を、上原くんの腕はスルー。
おもむろにルービックキューブをつかむと、カチャカチャっといじりだした。
あっという間に上原くんは、全面クリア。