殺人と笑顔と温もりと
急いで振り向くと
あの隣人が立っていた
隣には彼氏だろうか?
隣人と同い年ぐらいの
男性が立っていた
「殺人事件よ
物騒よね」
聞いてもいないのに
隣人は話し始めた
「最近頻繁に
殺人事件が起きているらしいの
殺されている人たちって
共通点が全く
見当たらないから
快楽殺人鬼の仕業か
通り魔か
無差別かって言われているのよ
アナタも気を付けてね」
隣人は
彼氏らしき男性の腕に
自分の腕を絡ませると
行ってしまった
あたしはその背中を見ながら
首を傾げた