殺人と笑顔と温もりと







雪の降る中

宛てもなく歩いた

行き先なんて決めてない

どこにもない





僕の居場所なんてない

どこにもない

世界中探してもない





僕を求める人間も

僕を愛する人間も

僕を必要とする人間も

そんな奴は存在しない





当たり前だ

殺人鬼である僕を

必要とする人間なんているものか





いては駄目なんだ

僕を必要とする人間がいたら

僕を抹殺する人間が増えれば良い

そう思ってやまない





「…雪、か」





どうりで寒いわけだ







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