殺人と笑顔と温もりと






彼があたしの横に寝転がり

キュッと優しく手を包み込んでくれる

あたしも握り返した




幸せ

そう思う反面

思い出してしまう




孤独に怯え

暗闇の中膝を抱え

自分自身を守っていたあの頃を





何度もあたしは夜を怖がった

夜なんて来なければ良いって

ずっと思っていた




朝も昼も辛いのに

夜はもっと辛くなってしまう

ただでさえ大きな寂しさが

夜になると倍増してしまう




だけど隣に誰もいない

パパも

ママも

コイビトも

トモダチも






あたしはずっと

独りぼっちだったの








小さな

あたしだけのセカイで








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