殺人と笑顔と温もりと







花弁が(はなびら)が散るように

美しく涙を流す彼を見ていたら

自然に口から言葉がこぼれていた




無茶だってわかっている

無理だってわかっている

彼には彼の生活があって

彼には彼の時間があるとも

わかっているわ





だけど

手放したくないの

この温もりも

嬉しさも

幸せも……






あたしは体験したことないけど

きっとこのキモチがそうだわ




恋って言うのね





美少女じゃなくても

不細工でも

お金持ちでも

貧乏でも




恋は必ずするのね








< 67 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop