殺人と笑顔と温もりと
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「待ってくださいっ!!」
あたしは全身全霊の力を込めて
彼の腕を握った
「行くのなら
あたしも連れて行ってください!」
「…何を言っているのですか?
僕は殺人鬼ですよ」
「殺人鬼でも何でも良いんです!
あたしも一緒に行きます!」
離れたくない
一緒にいたい
一生一緒にいたいの
「あなたが殺人鬼ならば
あたしも殺人鬼になります」
「なっ!?
あなた自分が何を言っているのか
わかっているんですか!?」
「わかっていますよ勿論!
だけどあたしは
あなたと一緒にいたいんです
あなたと一緒にいられるのなら
あたしは殺人鬼にも何にでもなれます」
あなたと一緒にいられるのなら
何も怖くないわ……