殺人と笑顔と温もりと
★★★
「けーいぶ!」
オレの階級を呼ぶ
部下が来た
名前は…誰だったけな
「どうした
やけに楽しそうだな」
先ほど自動販売機で買った缶珈琲の
プルタブを開ける
プシュッと良い音がした
一口飲むと苦味が広がった
やっぱりブラックが良いな
「楽しくなんてないっスよ
また起きたんスよ?
例の連続殺人事件」
もう一口飲んだ珈琲が
どこかの器官へ入ってしまう
オレは思い切り咳きこんだ
「うわわっ
大丈夫ッスカ?」
「ま
また起きたのか……」