美しく咲き誇り
「会いたい、です。」
総司に、会いたい。
『…それがソナタの望みなのだな?』
「…はい」
強く自称神を見つめると、自称神も私を見つめ返した。
暫く沈黙が続き、自称神はフッと笑った。
『今は会えぬ。
それでもよいか?』
…それはつまり、来世で会うということだろうか?
でも、会えないかもしれない。
彼が私に気付かずに通り過ぎてしまうかもしれない。
私が彼の事を気付かないかもしれない。
『来世で恋をしよう…』