美しく咲き誇り






何で、今懐かしいなんて思った?



初めて見た人達なのに。



「そーなんだー!

すごぉーい!!」



店員といつの間にか話終えていた百合香はうんうんと頷いて、ね?と訴えてきた。


「ごめん、考え事してて…」


えー!?と呆れられてしまったが変にモヤモヤしている私はそれどころではなかった。


どんなに考えても思い出せる訳でもなく

結局、このモヤモヤが晴れることなく旅館に戻ったのだった。










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