美しく咲き誇り
「…総司、あんま考え込むなよ‽」
歳幸のごっつい手が僕の頭を乱暴に撫でた。
いつもなら、払い除けたけど、僕のことを気に掛けてくれてるのは知ってるからできなかった。
新もあぁ…なんて珍しく空気を読んだ様でそれ以上何も言わなかった。
「でもさ?
本当にあの子には感謝だよな…
今、どうしてんのかな‽
傷、癒えたかな‽」
平太郎の何気ない言葉に皆どうなんだろうな…と視線を下げた。
メニュー