美しく咲き誇り




首を傾げると小さな男の子はサボる組の彼の肩を何度も叩いた。


それに反応した彼は不機嫌そうに振り返ったが私に気付くと、これもまた目を見開いた。


そして、歳幸とか呼ばれてた彼も。


「だから、人の顔見て何?」


不機嫌そうに尋ねるけど誰も声を発しない。


そこに来た百合香は突然叫んだ。


「あーーーーっ!!!!!!

リアル新撰組ッッ」


6人の男の子を指差してまた叫ぶ。


「百合香ッ、もう!

貴女まで騒ぎを起こさないでっ」

「ご、ごめん舞…」


テヘと笑う百合香。

本当に反省してんのかとか思う反面可愛いから許すなんて思ってしまった。









< 47 / 80 >

この作品をシェア

pagetop