まだ本当の恋を知らない
デスクに戻るとすかさずアキちゃんが寄ってきた。
「友穂さん、うらやましーなぁ、アキも部長と外回りにしたいですぅ。」
「仕事でしょ、何言ってんのよ」
頬を膨らますカワイイ表情に思わず笑ってしまう。
「あ、その顔!
友穂さんのその顔見たら部長ドキュンですよ。
他の部署の人たち、友穂さんのその顔みたらその日はラッキー位の噂になってるんですよ、知ってました?」
「なにそれ?やめてよー。」
「ホント友穂さん自覚無さすぎ…」
ふと思う、
「なんで、そんなこと知ってんの?」
「実は、アキこの前、営業部の方に飲み会誘われたんですぅ。結局は、友穂さんに彼氏がいるのかとか、そういうの聞き出すためっぽかったんですけどぉ。
でも、アキも情報収集してきましたぁ!
営業部の高田さん知ってます?
あの人、部長と同期で飲み友だちらしいですよ。
高田さんが言うには、蛍は軽いノリで付き合う女は居ても、本気の恋愛なんて知らない、モテる分いつもどっか冷めてるって。
女に不自由しない男はそんなもんだよって。
だから、俺にしときなって口説かれましたけど断りましたぁ。」
「友穂さん、部長とお似合いですよ。
実際どうなんですか?
結構、噂にはなってますよ。いい男にいい女だから。」
「やめてよ、本気の恋愛を知らないとか、モテる分どっか冷めてる男とか、軽いノリの付き合いとか聞いてからなんてイヤに決まってんじゃん。」
アキちゃんの話を聞きながら、なんだか自分の事のように思ってしまった。
「友穂さん、うらやましーなぁ、アキも部長と外回りにしたいですぅ。」
「仕事でしょ、何言ってんのよ」
頬を膨らますカワイイ表情に思わず笑ってしまう。
「あ、その顔!
友穂さんのその顔見たら部長ドキュンですよ。
他の部署の人たち、友穂さんのその顔みたらその日はラッキー位の噂になってるんですよ、知ってました?」
「なにそれ?やめてよー。」
「ホント友穂さん自覚無さすぎ…」
ふと思う、
「なんで、そんなこと知ってんの?」
「実は、アキこの前、営業部の方に飲み会誘われたんですぅ。結局は、友穂さんに彼氏がいるのかとか、そういうの聞き出すためっぽかったんですけどぉ。
でも、アキも情報収集してきましたぁ!
営業部の高田さん知ってます?
あの人、部長と同期で飲み友だちらしいですよ。
高田さんが言うには、蛍は軽いノリで付き合う女は居ても、本気の恋愛なんて知らない、モテる分いつもどっか冷めてるって。
女に不自由しない男はそんなもんだよって。
だから、俺にしときなって口説かれましたけど断りましたぁ。」
「友穂さん、部長とお似合いですよ。
実際どうなんですか?
結構、噂にはなってますよ。いい男にいい女だから。」
「やめてよ、本気の恋愛を知らないとか、モテる分どっか冷めてる男とか、軽いノリの付き合いとか聞いてからなんてイヤに決まってんじゃん。」
アキちゃんの話を聞きながら、なんだか自分の事のように思ってしまった。