まだ本当の恋を知らない
ふと思う。

ホントのあたしって…

ホントは見栄っ張りで、意地っ張りで。

その上、燃えるような恋愛もしたことなくって…




あるとしたら、海斗に寂しい時少し心とカラダを満たしてもらうぐらい。
あれは、恋って呼べないよ…

海斗に、胸キュンしたり、涙が出るような切ない気持ちになった記憶がまったくないもんな…


あまりに、作られた自分と、恋愛不足の自分にふふっと笑ってしまった。
< 6 / 40 >

この作品をシェア

pagetop