暴走族が最強女子に出会ったら
次の日、友達に生意気にも昨日のことを言った。
自分が抱えている罪悪感から逃げたかった。
「えー、未優ちゃんのおじいちゃん怖いねー」
「空手なんか辞めちゃえば?」
欲しかった言葉だった
私がいけないことをした訳じゃなくておじいちゃんが厳しすぎるのがいけないんだ。
でも罪悪感は無くなるどころかさらに膨らむ。
次の日もその次の日も意地を張ったように道場の方を見ないように家に駆け込んだ。