ノンストップ
姿勢を正し、
「この度、本庁の特殊警備部隊指揮官に任命されました、早川武でございます。永岡長官殿、以後よろしくお願いいたします!」
なんとか噛まずに言えた。
早川は心の内でホッと胸を撫で下ろした。
ふむふむ、と言って永岡の方も軽く挨拶した。
その後も世間話を少しして、早川は失礼しますと退室しようとした。
「ちょっと早川君。」
永岡に呼び止められ、はい、と立ち止まる。
「左右の靴が違うけど?」
その言葉に早川は靴を見下ろす。
右は黒。左は・・・栗色。
「しまった!!」
早川は慌てるが、どうにもできない。
「ははは、おもしろいな、早川君は。でも安心して。後で正装を渡すから。」
早川も苦笑いで返す。
「後、部屋に着いたら私に連絡をいれてくれよ。」
では、と部屋から出て扉を閉めた。
ああ、どうしよう!
せっかく真面目なイメージを与えておこうと思っていたのに!!
まあ、終わったことだ。
きれいさっぱり忘れてしまおう。
早川は教えられた通りに通路を進んでいく。
早川武は今日からここ東京の警視庁特殊警備部隊指揮官に任命された。
「この度、本庁の特殊警備部隊指揮官に任命されました、早川武でございます。永岡長官殿、以後よろしくお願いいたします!」
なんとか噛まずに言えた。
早川は心の内でホッと胸を撫で下ろした。
ふむふむ、と言って永岡の方も軽く挨拶した。
その後も世間話を少しして、早川は失礼しますと退室しようとした。
「ちょっと早川君。」
永岡に呼び止められ、はい、と立ち止まる。
「左右の靴が違うけど?」
その言葉に早川は靴を見下ろす。
右は黒。左は・・・栗色。
「しまった!!」
早川は慌てるが、どうにもできない。
「ははは、おもしろいな、早川君は。でも安心して。後で正装を渡すから。」
早川も苦笑いで返す。
「後、部屋に着いたら私に連絡をいれてくれよ。」
では、と部屋から出て扉を閉めた。
ああ、どうしよう!
せっかく真面目なイメージを与えておこうと思っていたのに!!
まあ、終わったことだ。
きれいさっぱり忘れてしまおう。
早川は教えられた通りに通路を進んでいく。
早川武は今日からここ東京の警視庁特殊警備部隊指揮官に任命された。