冴えない彼はメガネを外すとキス魔になります!
フラッと立ち寄った靴屋さんから出たところで、目の前の光景に立ち尽くしてしまった。
通りの向こうに進藤がいる。
しかし進藤ひとりではない。
横には見知らぬ女性が寄り添っている。
女性はとても可愛らしくて、レース使いのクリーム色のカットソーにホワイトのフレアスカート。
パンプスで歩く音がコツコツと軽快に聞こえて来そうなほど軽やかなリズムで歩いている。
彼女の時折見せる進藤へのほほえみ。
進藤も照れたように笑ってる。
進藤・・・私の知らない顔してる。
今日は仕事のはずだったんじゃ。