Magic of Chocolate
 「ほら、着いたぞ」




 大輝の声がして、ハッとした。




 ボーっとしてたら、着いちゃった。


 

 「あ、ありがとっ」




 まだ太陽は真上にある時間なのに、夜遅くになってしまったような気がして急いで家に入ろうとした。



 
 「あのさ、」





 ふいに大輝が口を開いた。





 「相談があるんだけど」




 真面目な顔して、恋愛相談ってバレバレだ。


 
 
 
 「上がって?」




 期待なんて、しないけど。
 











































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