Magic of Chocolate
 微妙にだけど、褒めてもらったわけだし。




 「令、この扇子すごくいい匂いするんだ。




 ホラ」




 パタパタと令に向けて扇子を扇ぐ。




 「お香の匂いみたいで、いいでしょ?」



 
 「安心するな、確かに」



 
 一度扇子をどけて、いいこと思いついちゃった。





 ホントは自分からなんて恥ずかしくてできないけど。




 「キス、あたしもしてみたくなっちゃった」


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