幼なじみが私の彼氏になりました
「果歩、もう行く…あら空君いらっしゃい」
「おじゃましてます」
「あ、窓から入ってきたの?」
お母さんは空に聞く。
全くだ。空と話す時は私とはなんか話し方違うし。
「はい。そろそろ行きますか?」
空だって何よその喋り方ー。
「あっ!そうだった。果歩、準備できたの?」
「できてまーす!」
私は立ち上がる。
「あら。可愛くオシャレしちゃって。果歩ってそんな顔してたっけ?」
「失礼な。これは化粧をしてるからだよ!」
「そっ。空君、」
「はい」
なんでいきなり空に話変わるのさ。
「これからも果歩よろしくね。なにしでかすか分かんないから」
「もー、そんなんじゃないし」
私はお母さんに言う。
「ですよね」
「空までー」
「冗談よ果歩。じゃあ行きましょっか」
「うんっ!」
私は返事をした。
空は一旦部屋に戻って行った。