幼なじみが私の彼氏になりました
頼んだ料理は高級レストランだけに少し時間がかかったけど、美味しかった。
「ごめんね果歩ちゃん。空の態度いつも悪くって」
空がトイレに行った時、空のお母さんは申し訳なさそうにそう言った。
「いえ!大丈夫です」
「空には言ってるんだけどね」
「そうなんですか」
「でも悪く思わないでね。素直になれないだけだから」
「はい、分かってますから」
「今度はお父さん達も一緒に行きたいですね」
と、私のお母さんはそう言ってきた。
「そうね。近々行きたいねー」
空が帰ってきた!
私はお母さん達の会話を無視し私は空に話しかける。
「もうすぐ三年だね。なんか早いよ」
「まだだろ」
「空には大きな壁があるね」
「は?なんだよ」
「ん?追試?」
「…るせーよ」
「留年なんかしないでよねー」
「するか」
「空ならやりかねないよ?」
「やれば出来るしやらねーだけ」
「じゃあ勉強しなよ」
「無理」
本当心配だよ。
空バカだからねー。
なんて今日はのんびりした一日だった。